古民家

豊かな自然に恵まれた沖縄には、のんびりと田舎暮らしをするのにぴったりの場所がたくさんあります。田舎暮らしがしたくて本気で沖縄移住を考えているのなら、空き家バンクを利用してみるのがおすすめです。

空き家バンクを利用する前に知っておきたい沖縄のエリア別特徴

空き家バンクについて紹介する前に、まずは沖縄の各地域の特徴について簡単に説明しましょう。

まず沖縄本島は南北に細長く伸びていて、全体を南部・中部・北部の3つにエリア分けしています。この3つのエリアはそれぞれ特徴が異なっていて、住宅環境や行政の仕組みなどにも違いがあります。

那覇市を含め浦添市・豊見城市など人口が集中している南部エリアは、移住者だけでなく沖縄県民の間でも人気があります。都会的なイメージが強い南部エリアですが、実はよく調べてみると都心エリアとそれ以外の地域ではかなり印象が違うことが分かります。

沖縄県で最も人口が多い那覇市はオフィス街や大型商業施設なども集中しているだけに都会的な印象がありますが、県内で市の人口が最も少ない南城市も南部エリアに属しています。そのため同じ南部エリアでも人口が密集している地域は住民の移動が激しいのですが、人口の少ない地域では代々同じ地域に住み続けている人も多く田舎暮らしをするのに適しています。

中部エリアはリゾート地・米軍関連施設・住宅密集地の3つに分けられており、それぞれの地域で特徴が違います。ただし米軍関連施設と住宅密集地が隣接しているのもこのエリアの特徴で、こうしたエリアでは軍関係者とのトラブルや騒音問題なども起こりやすく、地域によっては治安に問題があるところもあります。

北部エリアは、田舎暮らしを希望する移住者の間で大変人気があります。地元では「ヤンバル(山原)」とよばれるエリアにあたり、豊かな自然に囲まれたのんびりとしたイメージがあるのが特徴です。ただし北部エリア内でも各地域によって特色が異なるので、移住後の生活スタイルに合わせて移住エリアを絞り込んでいくことが出来ます。

ちなみに離島となると、同じ沖縄県でも沖縄本島とはまた異なる文化や地域性があります。しかも島ごとにそれぞれ特徴が違うため、同じ離島でも都会化している石垣島や宮古島もあれば未だに昔ながらの沖縄の風景が残る波照間島などがあり、移住後の生活の目的によって選ぶことが出来ます。沖縄の情報収集ならトラベラーマップというサイトがオススメです。

田舎暮らしを実現したいのならご近所との付き合いは覚悟すること

沖縄の中でも「田舎」という印象が強い地域では、今でも昔ながらの助け合いの精神が強く残っています。日常生活における助け合いはもちろんありますが、それ以上に地域ごとに行われる活動が頻繁にあります。

特に青年団・消防団・婦人会といった地域活動のためのグループは、田舎の人々の生活の中ではとても大切にされます。行政が対応できる範囲も限られているため、地域住民による活動は快適な住環境を守るためにも大切です。しかもこうした地域活動を通して住民同士のつながりが広がっていくため、移住者であっても田舎で生活をする上では積極的に関わっていかなければいけません。

もちろん田舎暮らしをする上ではみなさんもある程度そのことについて覚悟しているとは思うのですが、みなさんがイメージしている以上に沖縄の田舎では地域活動の範囲が広いです。それは沖縄に昔から根付いている「ゆいまーる」と呼ばれる相互扶助制度のためです。しかも沖縄の相互扶助制度は日常生活だけでなく、仕事面にも深く関係しています。特に田舎では農業が主流ですから、人手が必要となる収穫期には地域住民が協力し合って行います。

このように生活全般において地域住民との付き合いが多い田舎では、地域活動の回数も都心部とは比べ物にならないほど多くしかも一年を通して行われます。このことに面倒だと感じるようになると、沖縄の田舎暮らしはなかなか成功しません。

空き家バンクは田舎暮らしをしたい人に便利な制度

空き家バンクは、空き家のオーナーと移住先を探している希望者をマッチングする画期的な制度です。都心部であればオーナーと希望者の仲介をしてくれる不動産業者が多数ありますが、人口が少ない田舎の地域では圧倒的にその数も減ります。そのため必死で不動産周りをしても、希望するような物件がなかなか見つからないことも沖縄の過疎地区ではよくあります。そんな時こそ空き家バンクがおすすめです。

空き家バンクの主な運営は自治体です。そのため空き家に関する情報だけでなく移住生活全体におけるサポートを一括で行っているところが、不動産業者との大きな違いになります。

自治体としては移住希望者が空き家を借りることによって、空き家が抱える様々な問題が解決するだけでなく地域の人口の増加にもつながります。さらに子育て世帯が移住してくれれば、将来的にも人口の増加が期待できます。そのため自治体が運営している空き家バンクの場合は、移住希望者が移住後に地域に溶け込みやすくなるように様々なサポートをしてくれるケースが多いです。

ただしそのサポート内容については各自治体によって対応に違いがあります。そのため自治体が運営する空き家バンクを利用する場合も、対応については十分に注意してチェックしておく必要があります。

オーナーと直接交渉するタイプの空き家バンクもある

自治体などのように仲介を入れず、直接空き家のオーナーと希望者が交渉をする「直接交渉タイプ」の空き家バンクもあります。この場合は空き家のオーナーと移住希望者との間で交渉が成立すればいいので、細かな点についてもお互いに直接話し合いによって決めることが出来ます。さらに仲介がないですから、仲介手数料などは発生しません。

ただし仲介者がいないというだけに、契約に関しては十分に注意が必要です。場合によっては契約書の作成も自ら行わなければならなくなることもあり、法律上のトラブルなどの原因となることもあります。

また長期間空き家となっている物件の場合は、引き渡されてもリフォームなどをしなければすぐに住むことが出来ないこともよくあります。この場合の費用は一般的には入居者側の負担となりますので、いくら値段が安いからといっても物件の状態を確認しなければ割高になってしまうこともあります。

それでも沖縄の田舎で暮らすメリットはたくさんある

沖縄での田舎暮らしを実現するには様々なハードルがありますが、それを乗り越えてでも沖縄の田舎で暮らすメリットの方がたくさんあります。

とにかく一年を通して温かい沖縄では、かさ張る冬物衣料がほぼいりません。夏場は夕方に選択しても日没時間が遅いため、その日のうちに洗濯物が乾きます。また山と海との距離が近いため、朝夕の涼しい時間に畑仕事をしたら昼間はのんびりと海で魚釣りをすることもできます。それに面倒に思われがちな地域の活動も、娯楽が少ない田舎での暮らしではとても貴重です。

お金をかけなくても心が豊かになる生活が出来る沖縄での田舎暮らし。本気で沖縄での田舎暮らしを考えているのなら、一度沖縄の空き家バンクを覗いてみてはいかがですか?

沖縄移住の関連記事
  • 古民家
    沖縄移住を本気で考えるなら空き家バンクがおすすめ
おすすめの記事