南国リゾートというイメージが強い沖縄には、毎年多くの観光客が国内外からやってきます。もちろん有名な観光スポットは多いのですが、実際に「沖縄で有名なもの」を5つ集めてみるとこうなりました。
海

沖縄の海は、とにかく青いです。特に真っ青な空の下で見る海はまさに神秘の青です。もちろん青い海といっても見る場所や海の状態によっても違いますし、天気によっても見え方が変わります。
それでも透明度の高い海を見ると、「沖縄の海だ!」とテンションが上がってしまいます。しかもそこがビーチであれば、まさに極上ビーチです。
さらに絶景スポットでは、ビーチで見る海とは違った美しさがあります。断崖絶壁に立つと、あまりの海の透明度に海の底のサンゴ礁の姿がくっきりと見えます。
もちろん海がある景色というのも魅力です。特に海に夕陽が落ちる瞬間は、青い海とは全く違う表情になります。あたり一面が静寂に包まれる中、静かに表情を変えていくサンセットタイム。これも沖縄を代表する有名な景色と言えるでしょう。
沖縄美ら海水族館

沖縄の海を丸ごと見て・体験できるスポットと言えば、本島北部にある沖縄美ら海水族館でしょう。こちらは県内屈指の観光スポットでもあるため、連日多くの観光客が足を運んでいます。特にジンベエザメやマンタなどの生き物たちが勢ぞろいした「黒潮の海」は、水族館の中でも一番人気のスポットです。
こちらの水槽の近くにはカフェが併設されていて、優雅に泳ぐ魚たちを間近に見ながら食事をすることもできます。
また館内にはサンゴ礁のほかにも、沖縄の海で暮らす珍しい生物たちがたくさん展示されています。それだけに「沖縄旅行では絶対外せない観光スポット」として人気があります。
斎場御嶽

沖縄本島最高の聖地として琉球王朝時代から受け継がれているのが、本島南部・南城市にある斎場御嶽です。その昔、この場所は男子禁制の聖域とされていて、琉球国王ですらこの場所を参拝する時には女性の服装(着付け方)をしなければ入ることが許されなかったといわれています。
敷地内は手つかずの自然があり、一歩足を踏み入れただけで異世界に迷い込んでしまったような気分になります。また敷地の最も奥にある聖域からは、「琉球最高の聖域」「神の島」と呼ばれる久高島を眺めることができます。そのため「沖縄本島最強のパワースポット」としても有名な場所です。
首里城

琉球王朝の政治、外交、文化の象徴であり、沖縄を代表する文化遺産でもある首里城は、二千円札のモデルにもなった守礼門がある場所です。国王の居城でもあった首里城ですが、場内には聖域と呼ばれる拝所や聖域も多くあります。これは琉球時代に政治と宗教が密接にかかわっていたことを表します。もちろん沖縄で最も有名な建造物です。
首里城は2019/10/31に焼失してしまいましたが守礼門は焼失していないため、多くの観光客が守礼門を見る為に訪れています。
沖縄県平和祈念公園

糸満氏の摩文仁の丘にある平和祈念公園は、【沖縄美ら海水族館】【首里城】と並び沖縄観光の目玉スポットです。沖縄戦の激戦地となり民間人にも多くの犠牲者が出たこの地は、恒久平和を願う場として整備されました。
園内にある平和の礎には、国籍を問わず沖縄戦で犠牲となった人たちの名前が刻まれています。毎年6月23日「慰霊の日」にはこの場所に多くの戦没者の家族などが訪れ、花や供物を供え故人を偲ぶ姿が見られます。
沖縄で有名なもの【番外編】
- シーサーと石敢當
- 沖縄の魔よけであるシーサーと石敢當(いしがんとう)も、沖縄で有名なものの1つです。シーサーは家や集落の守り神、石敢當はマジムン(魔物)除けです。この2つは沖縄旅行のお土産としても人気があります。
- ソーキそば
- 沖縄そばの一種です。豚のスペアリブをじっくりと煮込んだものがトッピングされていて、軟骨肉を「軟骨ソーキ」、骨付き肉を「本ソーキ」といいます。肉好き県民が多い沖縄では、子どもから大人まで大好きな沖縄そばのメニューです。
- ゴーヤー
- 夏バテ防止効果が高い島野菜です。豆腐・豚肉と一緒に炒める「ゴーヤチャンプルー」は家庭料理の定番ですが、ゴーヤーをスライスしてツナ缶とあわせた「ゴーヤーとツナの和え物」も夏の定番メニューです。最近ではゴーヤーを使った「ゴーヤーチップス」などのお菓子も登場しています。
- ハブ
- 猛毒を持つハブは毒抜きをすると滋養強壮に良いので、泡盛に漬けてハブ酒にします。ちなみにハブは、サトウキビ畑でキビ刈り作業をしている時によく遭遇します。一応危険生物です。
- 泡盛
- 沖縄の焼酎で、地元では「しま酒」「しまー」と呼んでいます。県内には数多くの泡盛酒蔵があり、地域によっても味に違いがあります。沖縄の居酒屋には必ず置いてあるお酒です。